読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

発達障害シングルマザーが起業した

発達障害のシングルマザーが起業、子育ての迷走、奮闘を綴っていきます。

彼を許す

それでも、年は暮れ、明けていく。

 

 

正月は、3人で実家に連泊し、これからのことを相談していた。

父は、これから実家に一緒に住めばいい、と言ってくれた。

だが、母は、『甘えるから帰ってくるな』と言った。

そしてさらに、あんた一人でこどもを育てられるわけがない、という理由でこどもは手放しなさいと言った。

 

わたしは母がとにかく昔から嫌いだった。

娘がこんな状況でも、帰ってくるなと言える、そして、わたしの生き甲斐であるこどもを手放せと言える愛情のなさが理解できず、さらに怒りが増した。

 

 

わたしには兄が3人いる。一番上の兄は、親と敷地内同居している。兄夫婦が、相談に乗ってくれた。

 

 

兄は、有名な経営コンサル会社の社員だった。

そして兄も、わたしと同じように、親を許せずに苦しんだ一人だった。

 

 

その兄が言った言葉が、わたしの今後の人生が180度変わるきっかけになったのだ。

 

 

『今回のことは、悪いことではなく、ただの出来事だから心配しなくていい。

おまえはずっと、親や家族にたいして、ずっと怒りを持っていたことは俺も知っていた。

人は、一旦作ったおもいこみを、あとは繰り返して再確認するだけの人生を送っているんだよ。

自分は親の被害者と思い込んでいると、人生において何度も、被害者になるような出来事を引き寄せては、【ほら、やっぱり自分は被害者だ!】と再確認する。これが一生続くんだ。

これからお前はいくらでも幸せになれるんだけど、いま、ここで自分が変わらなければ、同じことの繰り返しだ

 

 

 

いわんとすることがわかった。

わたしはこれの意味がなぜかすごく理解できた。

 もうこれ以上、何かあるのは嫌だ!次は何の被害者になるんだろう?怖い!と思った。

 

 

わたしが今やるべきことは、彼を責めるより、親に対する積年の怒りを手放すことなんだ。親を許すことなんだ。そう強く思った。

 

 

そこから、わたしが長年蓋をしてきた感じたくない感情、見たくない部分と向き合うことに目覚めた。

ヒーリング、瞑想やインナーチャイルドなどの勉強を本格的にはじめ、資格もとった。

 

 

親を許すのには時間がかかった。けれど、あれだけ強かった恨みも次第に消えていった。不思議なことに、親を許すとともに、彼とのことをフラットにみることができるようになっていた。

 

 

彼とのことは、わたしが持つ親への怒りが起因していて、ただただその延長線上にあったというだけの事なのだ。

 

 

彼の淋しさ、家庭での自分の存在意義がわからなくなっていたことなども理解できるようになり、顔を合わせて落ち着いて話し合えるまでになっていた。

 

 

次第にお金やこどものことでのいさかいも無くなり、会うときはこどもの成長などを一緒に喜べるようになっていた。

それでも別々の道をいくことに決めたわたしたちは、すべてにおいてベストな形で、最高の離婚することが出来たのだ。