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発達障害シングルマザーが起業した

発達障害のシングルマザーが起業、子育ての迷走、奮闘を綴っていきます。

ラスボスに挑む

誰になんと言われようと、わたしは自分のやりたいことしかやらない!

・・・だが、あんたのせいでお母さん体調崩すんだから!心配させないようにしてよ!と毎回言われるとさすがに、言うこと聞かなきゃいけないかな・・・という気持ちにもなってくる。

だが、それはやはり他人軸であって、自分以外の誰かの意思で動かさせることなのだ。

他人軸で行動したとき、ちょっとでも何か都合の悪いことになると、人のせいにしてしまう。

 

 

案の定、バイトを辞めてしまって周りに会社に迷惑をかけたわたしは、「だから言ったのに!こんなことになったのはお母さんのせいだし!」とまた昔のくせがむくむくと顔を出してきた。どう考えても、他人の圧に負けて行動してしまった自分の責任なのに。

その気持ちが出てきたらもう赤信号。また昔の他人軸人生に舞い戻ってしまう。

わたしがバイトしたところで誰も幸せにならない!そう確信したわたしは、すぐに帰って両親(ラスボス並みの脅威)に立ち向かったのである!

 

 

社会はそんなに甘くない!が口癖の、真面目一筋44年も一つの会社で勤め上げた元サラリーマンの父親と、女が外で働くなんて言語道断!ましてや母親が好きなことなんてするべきじゃない!が信念の【THE昭和】の夫婦。

正しく生きなさい!好きに生きるなんて罰があたる!ということを心底思っている二人だ。

 

 

なるべく冷静に、論理的に話を進める。まず、今の状況からだ。

市民活動団体を作ったこと、同じ思いを持つ仲間が賛同してくれ、少しでも困っている人の役に立てばと社会活動をしながら顔を広めていること。

サロンは今、少し方向性に迷って休止していること。仕事がないからといって、何も努力していないわけではないこと。

目に見えるお金という形では収入はないけど、助けてくれる仲間と、自分はこれからどんどん良くなっていくという感触が強いということ。

 

 

市民活動?ボランティアなんかやってる場合か!そういうことはお金がある人がやるんだ!優先順位を考えろ!と一刀両断の父。

メンバーの人はみんな旦那さんがいるんでしょ?あんたは違うんだから、まず収入でしょうが!と母。

 

 

・・・はい、ごもっともです。返す言葉もありません。

収入はなくても、順調なんだということを分かってもらおうとしたが、撃沈した。

「あんたが何をやっているかは興味がない!」らしく、(それもそれで悲しいが)

収入をどうするのかだけが興味の対象らしい。

 

 

児童扶養手当と養育費がどれだけあって、いつ入ってくるのか、という説明をしろ、ということだった。なんだ、そんなことでよかったのか。

家を買ったので、ローンがちゃんと払っていけるのかということ、毎月の支払い以外の出費である車の税金や固定資産税などはどうするのか?そういうことを聞きたかったらしい。

 

 

入ってくる収入が0だとしても、とりあえずこれだけはもらえるよ、という額をみて、

多少は安心してくれたようだ。

 

 

だがしかし、問題はこの後だ。ここからが大一番なのである。

 

 

先日、京都へ会いにいった一流のウェブプロデューサーのかたが、売れる個人事業主になるための、才能を見出して、ビジネススキルと成功マインドをマンツーマンで伝授してくれる【100日間メンタープログラム】なるものを公募しており、それに応募して面接、審査の結果、受けられることになったのだ。

一流の人の発言らしく、時間を無駄にすることをとても嫌うゆえに、自分が伸びそうだとか、吸収して結果を出してくれそうだと見込まない人には1分たりとも相手にしたくないという。良いシナジーが産まれないような相手とは徹底して話さないようにしているとも言っていた。

 

 

もちろん、そんな人の時間を使ってもらうのだから、無料や安価なんてはずがない。

ある程度高額であることは当たり前の話であり、自己流でここまできた私には、そんな日本でもトップクラスのかたが、2桁の金額で、マンツーマンでスキルとマインドを徹底的に100日間叩き込んでくれるのだから、まったく安い投資だと思っている。

 

 

だが、贅沢は敵だ!ばりの【THE 昭和】の夫婦にそんな話がわかってもらえるはずがない。

うちの親でなくとも、現在マイナス家計の私がまた2桁後半のプログラムを申し込んだというのだから、理解不能だろう。

 

 

そのことを言おうか言わまいかずっと迷っていたのだが、ここはもう言わざるを得ない。メンターがどんな人か、どういう経歴を持っているか、投資をしてプログラムを受けて、最低でも月収3桁を目指してお互いに覚悟を持ってやるんだよ、ということを説明した。

 

 

昭和の元会社員が、そんなことをみすみす聞き入れるわけがない。

 

 

「なんだその人は!詐欺師じゃないのか!月収3桁なんてそんな美味しい話があるわけないだろう!お前はだまされとる!」

「お前が何を見込まれとるか知らんが、金払ってうまくいかんかったら責任とってくれるのか!」

「先生が良くても生徒が悪ければ意味がない」ようなことを言っていた。

 

 

おおっと!!Mr . ドリームキラーがここにいた!!!!

 

 

それも仕方ない話だ。昭和30年代、かつて15才で大好きな音楽で食べていきたい、という思いで自衛隊の音楽団を志していた父。

双子の弟とともに二人とも合格したが、「一家に二人も音楽家はいらん!」と父親に一蹴され、自動的に兄である父だけが会社員にさせられた。

その後、双子の弟は「題名のない音楽会」に出演するほどの音楽家になったという話を聞いたことがある。

 

 

15歳から会社員づとめをずっとしていた父は、苦しいときもじっと耐えて、休日の魚釣りだけを楽しみに生きてきたのである。もし、自分もあのとき音楽隊へ入っていたら・・・そんなことも思わないようにして生きてきたのではないかと思う。

そんな父に、挑戦したい!好きなことをやりたい!なんてそれは許せない話だとも思う。

 

だが、親の人生と自分の人生はまったく関係のない話。

詐欺師だと思うなら、実際に会って、自分の目で確かめてみたらどうかという提案もしたが、「そんなことはしなくてもいいけど・・・」ということだった。

心配で気になることがあれば、自分はどれだけでも何回でも納得してもらえるように説明するから何でもいってくれ、といったら、熱意が伝わったのかわからないが、とりあえずは納得してくれたようだった。

 

 

そして、意外と挑戦好きで冒険家の母は、ビッグネームを聞くと、結構テンションがあがりやすい傾向がある。こういう有名な会社があって、そこの会長の○○先生のお弟子さんでね・・などで言うと、え!すごいねぇ!と前向きになってくれた。

 

 

2年して何の目も出なかったら才能ないとあきらめるから、それまでは好きにやらせてほしい!ということでとりあえずは納得してもらえた。

恐るべし、バイト嫌いパワー!!!!!

こうしてアルバイト嫌!やりたくない仕事はやらない!という、【ろくでなしパワー】が功を奏してラスボスに挑む勇気が持てた!そして、なんとか突破した!

 

 

ニトリの社長なんかの話がとても代表的だが、有名な社長、偉大な社長ほど、普通の仕事では他人が驚くほどダメ人間で、どこへいってもクビになったとか。

大きなミスをしまくって、とにかく迷惑をかけて、会社の社長からお願いだから辞めてくれ、と懇願されたという経歴を持っているようだ。

 

 

わたしは好きなことで起業して人生ワクワク過ごすんだー!といえばカッコいいかもしれない。だが、私の場合はちょっと違うような気もしている。

普通の仕事をしていると、ことごとく重大なミスを繰り返し、お店や会社に多大な損害を与える。

わたしが、周りに迷惑をかけずに元気に生きていくためには、この道しかないのだ。

 

 

天才とバカは紙一重という。偉大な社長はそういう性質が共通しているようだ。

社長は言ったことを3歩歩いたら忘れるという、謎の脳の持ち主が多いといわれている。そう聞くと、すぐに忘れる自分でもちゃんと生きていける道があるのかもしれない、と希望が湧いてくる。

 

 

最後に、「ということで、ラウンジのバイト、辞めるから」という私のダメ押しの一言に、母がまた頭を抱えていたのだった!

 

 

ごめんなさい!自分の体調管理は自分でお願いします!